Selamat siang(こんにちは!)タイキです。
今回は生徒集めに関しての話です。
多くの日本語学校や日本語教師とかかわる中で、結構うまくいっている人(学校)、その一方で、あまり生徒が集まらずに困っている人がいます。
基本的にうまくいってる人の原因は共通してるし、うまくいってない人の原因も共通してます。
インドネシア人に対して日本語を教える、ましてや「生徒集め」なんて未知の世界って人がほとんどだと思いますが、大丈夫です。
比較的誰でもとっかかりやすいものから紹介していきますので、参考にしてみてください。
インドネシア人の関心集め
僕は今まで「ジャパネシア」というインドネシア語学習サイトを運営してきました。
マンツーマンレッスンは600人の生徒を超えて、グループレッスンサービスは200名を超えました。
たぶん、これほどインドネシア語学習者の生徒を抱えてる学校はいないかなと思います。
2016年からスタートして、どのようにすれば、自分の学校を選んでもらえるかを常に考えてきました。
で、今回のJAPANESIABLE(インドネシア人向けの日本語の学校)も開始してみると、大きな気づきがありました。
その気づきとは、
インドネシア人はスグに興味を持ってくれること。
例えば、インドネシア人向けにSNSでコンテンツを配信すると、すぐに多くの人からの反応を得られます。
これはインドネシア人の性格によるものだと思います。
すぐに、タグ付けしてくれたり、コメントをくれたり、とにかく「興味」を示してくれる。
逆に、日本人は反応を示す人が少ないです。
ジャパネシアがそうでした。
日本人のフォロワーは「見るだけ専用」といった人も多いですし、いまいち興味があるのかどうかさえ分かりません。
ジャパネシアのYouTubeチャンネルはもちろん日本人向けですが、
半分ぐらいがたぶんインドネシア人の視聴者で、なぜかインドネシア人からのコメントも非常に多いです。
それぐらい、SNSでは、打てば響くのインドネシア人だと言えます。
だから、インドネシア人の「興味」を引くのは日本人と比べてだいぶカンタンだと思います。
「興味」から「行動」までの距離は長い
しかし、「インドネシア人の生徒集めは簡単」だとも言い切れないと思います。
今では、インドネシアで人気の日本人インフルエンサーも増えてきました。
彼らは何万人~何十万人のインドネシア人フォロワーを持っています。
でも、
「その人(サービス)だから」という部分が欠落していると生徒さん集めは難しいです。
じゃあ、具体的に、日本語を教えるために僕らサービス提供者ができることは何でしょうか?
一緒に見ていきましょう。
独自コンテンツの作成(ガッツリからインスタントへ)
いきなりハードルが高いかもしれませんが、まずは自分を知ってもらうためのコンテンツが必要です。
おすすめはYouTubeです。
じゃあ、何をすればいいのか。というと、
「授業内容を紹介する」
最初は、これだけで十分かと思います。
日本語を学びたい人は、同じ日本語学習者、特に同じレベルかちょっと上の学習者の様子に興味があります。
その授業を見るだけで「わかりやすい!」と思ってもらえたら、それだけで宣伝になります。
もちろん、講師の技量も必要になりますが、楽しそうな授業の雰囲気はそれだけで興味を引くものです。
で、なぜYouTubeがおすすめなのか、それにはもう一つの理由があります。
YouTubeの内容はブログにするのはカンタンです。ブログにしたものはSNSのコンテンツにするのはカンタンです。
例えば
Zoomで行った動画の中で、重要な箇所を10分だけYouTubeにアップする。
授業内で話したことをブログにアップするのはカンタンですよね。
ちょっと追加説明なども加えながら、イラストなどを追加してブログをアップします。
その次にブログの簡略版をSNSにアップします。
今日の授業といって短い動画を流したり、講師の解説部分の切り抜きをアップする。
YouTube動画から派生させて、いろんな媒体で魅力を伝えることができます。
YouTubeの動画の質が良くなければ本末転倒ですが、繰り返すと質は上がってくるので最初はクオリティを気にせず続けてみてください。
ガッツリ(YouTube)からインスタント(SNSの拡散)へつなげていきましょう。
釣り竿は一本である必要はありません。
YouTubeとか、ブログはあなたが寝ている間も誰かに興味を持ってもらうキッカケになる可能性があります。
直接営業はしない
いろんな学校がやっちゃっててもったいないなと思うのが、直接営業をしてしまうことです。
どういうことかというと、すぐにSNSで
「生徒募集してます!」
といっちゃうやつです。
もちろん、興味を持ってあなたの学校に入ってくれる人もいるとは思いますが、効果は長続きしません。
なぜかって、「みんなやってるからです」笑
もちろん、何か特別な際に「告知」をすることは有効だと言えますが、常に「告知」していると特別ではなく、ほかの学校も同様のことをします。
大事なのは生徒を集めるのではなく生徒が「集まる」ようにすることです。
直接営業をせずに何をするのかというと、
見てる人に楽しい雰囲気を感じてもらうだけでいいんです。
見てる人に、学んでる生徒の様子を感じてもらうだけでいいんです。
日本語に興味があるインドネシア人に、「うわ!ここの学校で学ぶと日本語できそうだな」と思ってもらえるコンテンツであればそれは十分に宣伝になりえます。
「興味」から「行動」までの距離は長いインドネシア人だからこそ、直接営業をせずに、無料で見られるあなたの学校の様子をコンテンツ通じて見せましょう。そのようなプロセスがあるから生徒が集まりやすくなると言えます。
JAPANESIABLEを使った授業であれば、解説動画も流せるし、授業の質も格段に上がるよ。インドネシア人の日本語学習者は結構ジャパネシアのことを知っていて、JAPANESIABLEに関してもそのブランド効果が使えるので、使ってね。ってな感じでみなさんにも「直接営業」しておきます。笑
じゃあ、とりあえず今までの手順を簡単にまとめておきます。
その1:Zoomで授業動画を録画
その2:YouTubeにアップ
その3:文字にしてブログにアップ
その4:YouTube or ブログの簡易版をSNSにアップ
この流れは今後の学校運営を長引かせるためにもルーティンにしてくださいね。
もちろん、工夫ができる箇所があれば、自分なりの工夫を試して、独自の学校に育てていきましょう。
独自の工夫ってあまりみんなやりたがりません。
基本的にマネをしていった方が安全に感じるものです。
でも、
みなさんが教えてて気になることや疑問って絶対にあると思うんです。
僕の場合、
「なんで教科書ってこんなにマジメなんだろう。」
っていうのが常に頭にありました。
もっと「恋愛の話」があってもいいじゃない、もっと「ふざけた冗談」があってもいいじゃない。
講師だってヘタこいてもいいじゃない、変なことしてもいいじゃない、と思っています。
っていうことから、そういったものも教材には盛り込んでいます。
こうした工夫は教える側の普段の意識でたくさん生まれてくると思いますので、どんどん盛り込んでいってくださいね。
ジャパネシアを読んでくださってる人は、このサイトは、おふざけが多くて、ちょっと変なサイトだな、って印象があったと思います。
みなさんも、もっと人間らしく、素の部分だったり、思うことをどんどん盛り込んでみるとやがて個性になり、学校のスタイルというものも見えてくるんじゃないでしょうか。知らんけど。