JAPANESIABLEを使って長文読解を教える際には以下のようなコツが役立つでしょう。
長文は語彙、文法、あらゆる能力が必要となりますし、日本語能力試験合格の大きなカギにもなるので、ぜひ以下のことを意識して生徒さんに伝える様にしてください。
長文の解き方
1. 前知識の活用: 長文を読む前に、そのテーマについての生徒さんの前知識を引き出すように努めましょう。これは生徒さんが自分の既存の知識を新しい情報と結びつけるのを助け、理解を深めるのに役立ちます。
なお、レッスンの前半部分の「漢字」や「文法」の講座は、長文問題にも使うようにしているので、語彙の定着や、文法の使い方を学びやすくしております。
2. 予測力の育成: 文章の見出しや初めの数行を読んだ後で、生徒さんにその後の内容を予測させるようにしましょう。これは彼らの理解を深め、読むモチベーションを維持するのに役立ちますし、日本語能力試験で長文を解く際に大きな力となってくれます。
3. 注釈の使用: 難しい単語や表現がある場合は、それらの意味を注釈として提供することが有効です。生徒さんが自信を持ってテキストを読むことができ、理解度を向上させることができます。
JAPANESIABLEでは、そのレッスンのレベルに合わない難易度の語彙が出てきた場合や、補足説明などを書いていますので、読解に入る前に、確認してから生徒さんに解いてもらうようにしましょう。
一つの文章をより深く
長文問題は解いたら終わり!
ではなく、一つの長文から多くのことが学べるはずです。そのためのコツをお伝えしますので、ぜひ授業に活かしてください。
1. スキャニングとスキミングの技術: スキャニング(特定の情報を探す)とスキミング(文章の大意をつかむ)の技術を教えることが有効です。これらは長文を効率的に読むのに役立ちます。
2. 段落ごとの要約: 長文を段落ごとに分け、各段落の要約を生徒さんに書かせるという方法も有効です。これにより、全体的な流れを把握しやすくなります。
3. 問いを立てる: 生徒さんに自分で問いを立てさせ、それに答えるようにすることで、より深い理解を促します。
4. 討論と意見交換: 読んだ内容について生徒同士で討論したり、意見交換をしたりすることで、理解を深めるのに役立ちます。
5. 定期的なレビュー: 定期的に以前に読んだテキストをレビューさせることで、生徒さんの長期記憶に役立ちます。時間がある際に以前やった長文をもう一度読んでみるのもおすすめです。
これらのコツを用いながら、生徒さんが自信を持って長文を読み解けるように指導していくことが重要です。
そのためには、事前に講師側も呼んでおく必要がありますが、JAPANESIABLEでは、インドネシア語の訳も載せておりますのっで、スムーズに教えることができるはずです!