一コマあたり3時間かかる「教案/教材作成」に苦しむ日本語教師

日本語教師にとって消耗が激しいのがこの教案作成

準備から授業まではこのような流れがあります。

一般的な流れ

その1:導入

その2:進め方を決める

その3:教材作成

その4:授業をする

多くの日本語教師がこのような流れです。

ちょっと具体的に説明します。

まず、導入では「そもそも何を勉強するのか?」そのアイデアを考えなければなりません。もちろん、自分がやりたいことではなくて、生徒にこの授業では何を伝えるべきなのかを考えておきます。

そして次に進め方を決めます。

授業を先に進めるにあたって「前提知識」が生徒になければ、進めませんし、予測される生徒からの質問に答える準備をしておく必要もあります。

そしてようやく教材作成に取り掛かります。パワポを作ったり、大きなイラストを用意したり、あるいは道具を買いに行ったり、場合によっては作ったりもします。

この工程に大体3時間ぐらいかかるので、実際に学校で教えている日本語講師は、土日返上で教案を考え、教材を作ることもしばしばです。

ですが、「毎回毎回、こんなに時間をかけてられねえよ!」ってのがホンネだと思います。

なので、JAPANESIABLEはこの準備時間を削減してもらえるように設計しています。

ですが、今までまだ授業をしたことがない人はこう思うんです。

「ってか、準備って必要?日本人だし日本語ペラペラなんだけど…」

答えとしては「絶対に必要」です。

日本語は本当に難しいです。

日本人だから、そのことが意識しづらいんですが、動詞の変化一つとってもややこしいんです。

例えば、「行く」という動詞、変化はこのようなものがあります。

  • 行きます(マス形)
  • 行く(辞書形)
  • 行って(テ形)
  • 行った(タ形)
  • 行かない(ナイ形)

もちろん、みなさん、意味を理解してますよね。

ただ、どうしてこのような変化をしているか、具体的に説明するのは難しいですし知識も必要です。

さらに、動詞によってはその変化に違いがあります。

「行きます」は「動詞の1グループ」ですが、「来ます」は「動詞の3グループで、変化のしかたも違います。

って、こんなこと言われても講師経験のない日本人からすると意味不明ですよね。

これを説明しなきゃいけないって考えると、骨の折れる作業です。

さらに、文法も複雑です。

「この文法はどのような場面で使われるのか?」

「Aの文法とBの文法はどう違うのか?」

学習者は頭を悩ませることばかりですが、それをどう説明すべきなのか、講師も頭を悩ますわけです。

そして、授業中には想定外の質問が来ることもしばしば…

答えられない、講師も生徒も混乱、結果、グダグダな授業になる。

だから、準備は必要なわけなんですね。

だから、

JAPANESIABLEは以下のポイントを意識して制作しております。

  1. 授業アイデアの提供
  2. 前提知識習得の自動化
  3. 疑問の先回り

「1. 授業アイデアの提供」とは、今日やるべき内容がすぐにわかるというものです。

JAPANEISABLEはレッスン1が終わればレッスン2、3、4…と進めていくだけでいいです。

つまり、「今日は何しようかな、次は何しようかな」といちいち悩む必要がなくなります。

JAPANESIABLEではレッスンに目を通せば、今日教えるべきことがわかり、講師が教える際の工夫がかなりしやすくなります。

2. 前提知識習得の自動化」とは、生徒さんが今回の授業を受けるにあたって、知っておきたいことを学ばせるための教材です。こちらは、JAPANESIABLE講師の解説動画などで対応しています。

もちろん、それだけでは足りないので、みなさん(講師側)にも授業前にはそのレッスン内の動画を見ていただき、レッスン内の練習問題などを見て、(なんとなくでいいので)ああ、こんなことを勉強するんだな、ということを頭に入れておいてください。

そして、JAPANESIABLEは「3. 疑問の先回り」もしています。

これは、レッスン内の動画には、生徒が疑問に思いそうなことに対する解説や、追加の解説動画などで、前もって疑問を解消しておくものです。

どうしても授業で困ったら…

疑問をゼロで進めることは不可能ですし、質問の出ない授業などは効果的な授業とは言えないので、いろんな質問が出てくるとは思いますが、どうしても質問に対する答え方が難しい場合は、解説文などを追加でレッスン内に記載することができますので、フォーラムよりご提案ください。

講師にやっていただきたいこと

JAPANESIABLEを使うことで、準備の負担や、時間は大幅に削減できます。

「じゃあ、私たち(講師)がやるべきことは?」と感じると思います。

答えとしては、

理解を深めるために例題を多く出したり、レッスン内の文法の使用シーンをたくさん教えてあげましょう。

さらには、生徒⇔生徒 / 講師⇔生徒とのロールプレイの実践などで、より深い印象を残す授業をしてあげるとよいでしょう。

つまり、核となる部分はJAPANESIABLEにお任せして、補足となる部分をみなさんが担当する形です。

JAPANESIABLEを活用されている講師の多くが、以下の流れの授業となっています。

一般的な授業の流れ

その1:授業前に(JAPANESIABLE)のレッスン確認

その2:解説動画等を見せる

その3:追加説明や例の提供

その4:質疑応答

1と2に関してはJAPANESIABLEにお任せしておいて、3と4は講師陣が担当する。

ライブで授業となると、どうしても説明が長くなりがちですが、動画を見せることで必要情報を完結に伝えることができますし、授業の時短にもつながるという声が多いので、ぜひ参考にしてみてください。

教材作成で意識してほしいこと

最後にに、教案・教材作成時に、みなさんに意識してもらいたいことがあります。

パワポはシンプルに

生徒にとって大事なのは、知識の習得です。

パワポのアニメーションがおもしろい!とかはどうでもいいです、あまり凝りすぎないようにしましょう。

反省会を行う

反省会を行っておくと、授業をすればするほど質が良くなります。

以下の項目を授業後にチェックしましょう。

  1. うまく説明できなかった部分
  2. 思ったより時間がかかりすぎてしまった部分
  3. 意外な質問
  4. 意外な部分での生徒のつまづき

これらの反省点を意識して、次回の教材作成に活かすことで、教える際に自分の助けになります。

あるいは授業後に生徒からフィードバックをもらうのもおすすめです。

そして、自分なりの工夫をして、もっと喜んでもらえる授業を作っていきましょう!

それも面倒…って場合は、Japanesiable講師専用プランを使うこともできます。

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