ライブ授業の可能性:インドネシア学習者向け日本語教育の新たな地平

近年、世界中で教育の形状はデジタル化という波に乗り、大きく進化を遂げています。その最前線に立つのが「ライブ授業」であり、日本人向けインドネシア語学習サイトの「ジャパネシア」でも、この方式を採用し、学校運営を行っております。

ライブ授業とは、即ちリアルタイムでの対話型学習です。特に、インドネシア人向けの日本語学習において、この新たな学習形式が学生たちに対してどのような可能性とメリットをもたらすのか、深く探求していきましょう。

ライブ授業とは何か

「ライブ授業」はリアルタイムで行われる授業のことを指します。JAPANESIABLEでは、日本人教師とインドネシア人教師の2人がペアを組み、学生の日本語学習レベルに合わせて授業を行います。

この授業に生徒さまを参加させたい方は、フェイスブックグループよりご案内差し上げますので、授業参加の方法を取得いただき、生徒さまにZoomのURLをお教えください。

ライブ授業により、生徒は質問を即座に投げかけ、教師はそれに応えることができます。また、授業内容は学生の理解度や反応に応じて柔軟に調整されます。この一見、特異?な形式が学習者にとってどのようなメリットをもたらすのか、以下で具体的に探っていきましょう。

そして、ぜひご自身の授業を展開する際にもご参考にしてみてください!

ライブ授業のメリット

1. 即時フィードバック: ライブ授業の最大の魅力の一つは、生徒が直面する問題や課題に対する即時のフィードバックが得られる点にあります。

生徒が問題にぶつかった際、その場で教師に質問することが可能です。また、教師は生徒の理解度を直接確認し、必要な指導を即座に提供することができるのが最大のメリットです。このような即時性は、学習過程における混乱を最小限に抑え、生徒が新たな概念を効率的に理解し、応用するのを助けます。

2. リアルタイムな文化の交流: 日本語を学ぶということは、単に言語を学ぶだけでなく、その背後にある文化を理解し、体験することでもあります。

ライブ授業では、日本の教師から直接、現地の話題や文化について学ぶことができます。例えば、季節の行事、流行の話題、日本の日常生活など、教科書では得られない生の情報が得られますね。

これは単に学習体験を豊かにするだけでなく、日本語をより深く理解する上での文脈を提供し、学習者が日本語を使って情報を伝達し、理解する能力を向上させますので、ぜひ意識して授業の中に取り入れてみましょう。

3. カスタマイズ可能な教材: ライブ授業のもう一つの大きな利点は、教師が学生の理解度や学習スタイルに応じて教材をカスタマイズできることです。そして、JAPANESIABLEを使えば、基本的に「上から順番に」教材を進めるだけでOKです。

講師は学生の理解度をリアルタイムで評価し、必要に応じて教材の難易度を調整したり、説明の方法を変えたりすることが可能です。ここが腕の見せどころになると思います!

このようなパーソナライズされたアプローチにより、一人一人の生徒に合わせた最適な学習環境が提供されますので満足度の向上にも一役買ってくれるでしょう。

4. コミュニケーションスキルの向上: ライブ授業は、生徒にとって日本語でのコミュニケーションスキルを磨く絶好の機会です。生徒は教師と直接会話をすることで、自然な日本語の使い方を学び、リスニングとスピーキングのスキルを実践的に磨くことができます。

また、即時のフィードバックを通じて、言葉の発音や文法の使い方について正確な指導を受けることができます。(※発音やイントネーションの指導は、N3レベル以上から開始することをおすすめします。最初からあまり細かいことにこだわると生徒さまの学習意欲をそいでしまう可能性があります。)

5. 学習の効率化: ライブ授業は、教師が学生の理解度をリアルタイムで確認できるため、学習の進行がスムーズになります。教師は学生が理解できなかった部分や誤解を持っている部分を即座に把握し、指導を行うことができます。これにより、学生の学習時間が有効に使われ、学習の効率が向上します。

以上のように、「ライブ授業」はインドネシア人向けの日本語学習において、学習体験を豊かで効果的なものにする大きな可能性を秘めています。

オンライン完結でも満足度は得られる

JAPANESIABLEを制作するにあたり、インドネシア人に対する日本語教育には2つの大きな壁がありました。

それは、①生徒さまの経済的な問題、そして、もう一つが、②アクセスの問題です。

お金がないからできない、学校が住んでいる地域にない、この2つを一気に解消するための試みです。

多くの方が、直接会わないと学習効果や満足度が落ちると考えているようですが、そんなことは決してなく、むしろ通学で疲れることもなく、気軽に継続できる点でメリットも大きいのです。

ただ、教える側にも技術が必要となります。

そのために毎回授業を終えるたびに自分なりに工夫できるポイントを考えていきましょう!

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